私が31歳の時、宇都宮から東京に転勤しました。
当時、東京では新たに分譲デベロッパーとして起業したての会社がたくさんありました。
起業して、まだ数年、自分とそんなに年齢が変わらない若い社長に若いスタッフ。
勢いがあります。が、所詮、経営基盤が不安定な零細企業。
しかし、そんな会社に求人でたくさん人が集まり、たくさんの人が入社してきます。
そういう会社の新人研修で「話してくれない?」とメーカーの一営業マンである私に声をかけていただき、伺うことがボチボチありました。
そこで研修を取り仕切っているのが、たいがいはリクルート出身の人たち。
求人から入社後の研修までの仕事をまるまる受けて、ぽっと出の中小企業を「ベンチャー企業」に祀り上げて、実際に実力の伴った企業に成長させてしまう凄腕を見せつけられたことが多々ありました。
彼ら、彼女らと話をすると、【リクルート出身】をことのほか誇りにしています。
やはり年齢の変わらない彼ら、彼女らが、独立してイキイキと仕事をしているの観て、当時の私には眩しくさえ感じました。
ゴールデンウィークで読み終えた本。