お金の先には、職人の魂がある。

欲しいモノがある時、
私たちは“お金”を出してそのモノを手に入れますよね。

食材を買う時は、スーパーで。
本を買う時は、書店で。
車を買う時は、ディーラーで。

お金を払ってそのモノを手に入れます。

 

お金と言うのは便利なものですが、
時に、その価値を感じづらい側面もあるのではないでしょうか?

 

例えば、

 

家を建てる時に欠かせない木材。
その木材の価値って、家を買ってしまうと感じづらいですよね。

でも、木材を仕入れるために「命」という変えられない価値のリスクを犯している“命がけの仕事をする人”が必要なのをご存知ですか?

 

2019年11月7日、
その命がけの仕事をクライアントさんと一緒に見学してきました。

 

 

 

 

木材の良し悪しは、
その山を管理する“管理人”によって決まる。

 

この真っ直ぐに伸びる木。
何もしなければこんなに真っ直ぐには伸びません。
しっかりと間伐をして、管理するからこそ真っ直ぐなり、
そういう木でないと、家に使われる木材としては使えません。

 

 

では、その管理は誰がしているのか?

それはこの山を管理する“林業士”さんです。

 

 

市街地から片道約3時間の山奥。
舗装された道路はなく、時には自分で道をつくり、場所によっては電波の通じない山で毎日その手入れをしてくれる人がいるから、私たちは家を建てることができるのです。

聞くと、昔と違い、林業士のなり手が居ない今は、一人で管理されてるとのこと。
誰もいない、熊や鹿などの動物しかいない山奥。
一つ間違えれば倒木に巻き込まれる可能性や、刻一刻と変わる自然の驚異の危険など、命の安全が保証されていない現場で、その作業が行われています。

 

 

お金の先には、職人の魂がある。

 

この価値を伝えることが、
私たちの仕事。

実際の現場を見て、
クライアントさんとともに心に誓った瞬間でした。

 

 

 

■一人の戦士が「感動を共有したい」と企画しました。

実は、今回の見学は、
事前にその山を見学にしていた営業のMさんと設計のIさんが企画しました。
社長が企画したわけでも、材木店さんがおすすめしてきたわけでもありません。

「山に行った時、林業士さんの想いを聞いた時、心から感動したんです。
 “この山で、この林業士さんに管理された、最高の木で家を建てたい”と思った。
 その感動を社員のみんなにも共有したかった」

懇親会の乾杯の挨拶でそう話たMさん。この方も熱い戦士です。

 

この想いを価値として伝えるのが、
私の仕事、ですね。

その後の6時間にわたる飲み会でも忘れないくらい心に刻まれました。
というわけで、朝イチ番から新幹線に乗って集合して、山に行って、24時まで懇親会したらそりゃ電車もなくなるわなってわけで、現地泊した山口よりレポートでした。

 

・・・追記。

その熱い戦士のMさんが懇親会の会場に選んだお店がこちら。

 

「だって、はじめ岡田さんが来るって言ってたから(笑)」
お気遣い、ありがとうございます♪

 

お金の先には、職人の魂がある。” への6件のコメント

    • おかださん
      次回はぜひ!
      名前の面白さだけでなく、味も美味しい、店主も明るいとっても良いお店でした。
      (木曜なのに時間ピッタリで帰らないといけない人気のお店)

  1. 今月はモリモリありがとうございます。
    熱い戦士Mの想いに応えられるよう前進あるのみ!
    家はいつでもキレイにしておきます(笑)

    • JUMBOOさん
      初コメ、ありがとうございます!
      朝、少々寝ぼけていて色々と御礼もできず失礼しました。
      ご家族の皆様にも御礼と「また行きます!」とお伝えくださいませ(笑)

  2. 素敵なブログありがとうございます。ツアーガイドをさせていただいきました地域の林業士です。木こりはちょっと(笑)
    曽祖父が大正4年に林業を開始いたしまして、私で四代目になります。森林林業を通して、自分たちが暮らす街づくりのお手伝いが少しでもできたらうれしいです。これからもよろしくお願いいたします。

    • Bobaさん
      その節は、大変お世話になりました。
      木こりさんの方が、馴染みやすい感じが勝手にしていてそうお呼びしちゃいました。
      私も「伝える」という活動を通じて、Bobaさんを応援できれば嬉しいです。

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