「夢の国」では・・・(岡田メルマガ バックナンバー)

 こんにちは。ツタエルの岡田です。
 
 
 子どもたちは夏休みが終わり、新学期が始まりました。
 
 今年の夏は遠出することもなく、ほとんどコレといった家族サービスも
 できませんでした。
 
 仕事が忙しかったのもありますが、
 中学1年生になった娘が、
 「お父さんと一緒に出掛けたくない!」
 と世のお父さんたちが悲嘆する状況に、とうとう陥ってしまいました。
 
 ほんの1~2年前までは、「お父さん、お父さん」と甘えていたのに…。
 
 
 そんな娘が、唯一誘いに乗ってきた場所。
 それは、「ディズニーランド」。
 
 お盆の真っただ中、うだるような暑さと人・人・人の「夢の国」に、
 約4年ぶりに家族で行ってまいりました。

 

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         ツタエルメルマガ! 【第57号】

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              「夢の国」では・・・

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 前回ディズニーランドに行ったのは、確か4年半前。
 起業してすぐの頃で、ヒマだったので、平日に行ったように思います。
 
 下の息子がまだ幼稚園に入ったころだったので、スリルのあるアトラク
 ションには身長制限で引っかかり、乗れるものが少なかったような記憶が。
 
 今回は、息子も小学3年生でもデカい部類に立派に成長し、家族皆で、
 約1時間待ちの「スペースマウンテン」に3回も並んで乗りました。
(もうエエっちゅうの)
 
 
 約10年前、短期間、千葉県民だったことがあるのですが、1度だけ仕事
 をサボって、家族とディズニーランドに行ったことがあります。
 
 携帯電話で仕事をしながら園内にいるわけですが、園内に無音の場所が
 なかなかなくて、楽しすぎるBGMでバレるんじゃないか、と別の意味で
 スリルを味わったこともありました。
 (とても楽しめるものではなかったので、お勧めしません。←当たり前。)
 
 
 
 そんなこんなで人それぞれに思い出のあるディズニーランドですが、
 園内のある場所に行くと、いつも思い出す話があります。
 
 
 蒸気船「マークトウェイン号」。

 3階建ての外輪船が、西部開拓時代のアメリカを模した川をゆったりと
 1周する、ディズニーランド開業時からあるアトラクションです。
 http://www.tokyodisneyresort.co.jp/tdl/wl/atr_mark.html
 
 この「マークトウェイン号」にまつわる話を、講演ビデオで見たことがあ
 ります。
 
 
 ビデオを見たのも、20年近く前。
 ビデオが撮影されたのも、そこから遡って数年前。
 
 おそらく開業間もないころの、オリエンタルランド(東京ディズニーランド
 運営会社)の幹部の方の講演でした。
 
 ですので、
 具体的にどなたの講演なのか、話の内容自体もうろ覚えなのですが、
 とても印象に残った話です。
 
 
 子どもたちに話したら好評でしたので、メルマガでもお伝えします。
 
 
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 ある新婚夫婦が、ハネムーン旅行の最後に、成田から東京ディズニーランド
 に遊びに来ました。
 
 海外から日本に帰ってきたばかりでしたが、もう一度海外旅行気分。
 そんな楽しい気持ちで、東京ディズニーランドに訪れ、「マークトウェイ
 ン号」に乗っていたときに、アクシデントが起こってしまいました。
 
 
 奥さんがはめていた真新しい結婚指輪。
 サイズが少し合っていなかったのでしょうか。
 「マークトウェイン号」から川面を眺めていたとき、指から外れてしまい、
 川の中へポチャリ。
 
 
 2人はガックリ。
 
 ほとんど諦めていましたが、係の人に届けを一応出したのでした。
 
 
 行ったことがある方は、ご存知かと思いますが、
 「マークトウェイン号」が航行するこの池。
 池と呼ぶにはあまりに巨大。
 400名超乗りの船が、12分かけて1周するような大きさです。
 
 池というより、湖。
 
 溝に落としたモノを拾うような、たやすいことではありません。
 
 
 
 この話を聞いた、幹部である講演者の方、
 「水を抜いて、指輪を探そう!」と言ったそうです。
 
 ところが・・・、
 
 池から水を抜くと、貯め直すための水道代が約5000万円。
 抜いて貯めるまでの時間が、4~5日。
 その間、「マークトウェイン号」の航行は中止。
 
 
 これは、さすがにできない…、と困っていたところ、
 
 夜間、池の中を掃除する潜水チームが、
 「僕たちが探してみます。」と申し出てくれたそうです。
 
 それから数週間後、
 「ありました!!!」という嬉しい知らせ。
 
 真冬、夜中の池を何度も潜り、掃除の合間に探し出したそうです。
 
 
 喜んでもらえるぞ。さあ、ご本人にお知らせしよう。

 …ということで、お手紙を書くことになりました。

 

 だいたい ↓↓↓こんな中身の文面を書いたそうです。
 
 
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 ○○様
 嬉しいお知らせです!
 失くされた指輪が無事見つかりました!
 私たちのキャストが、寒さに負けず毎晩潜水をして見つけることができ
 ました。
 指輪の確認も兼ねて、一度遊びに来ていただけないでしょうか。
 お待ちしています。
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 手紙も準備し、このことで皆でワイワイ盛り上がっていると、
 たまたま本場アメリカのディズニーランドの幹部の方が、出張で来てい
 て、「どうしたんだい?」と聞かれたそうです。
 
 
 事の顛末を説明し、こんな手紙を出すところだと説明すると、
 手紙の内容に対して「NO!」
 
 
 「こんな内容の手紙を出したら、一度は指輪を取りに来てくれても、
 その後、苦い思い出がよみがえって、このご夫婦は二度とディズニー
 ランドに来れなくなってしまうのではないか?」
 
 
 だったら、どうすればよいか…。
 
 あなたならどうしますか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 アメリカのディズニーランド幹部の答え。
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 ディズニーランドは、「夢と魔法の国」です。
 指輪は、魔法で見つけることができました! ~~~
 
 
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 クーーーーっ、
 これは、なかなか言えない。

 凡人であるワタシなんかは、この場面、恩を着せたくなりますねーーー。
 
 
 
 
 仕事の場面でも、魔法のチカラを発揮しないといけませんね。