この方、矢嶋建築・矢嶋社長。
「カトネンさんの取り組みがおもしろくて、とても参考になって・・・」
「カトネンさんに教えてもらった通りやったら、空き家が100万そこそこで買えて、すぐに賃貸の借り手入居者もついて・・・」
写真を見せてもらうと、ボロ家かと思ったら、
「これがひゃ、ひゃくまん!?」
どういうこと? どういうこと?
ということで、加藤燃料さんの「宝の市」に初めて見学におじゃましました。
主役はこちら。
加藤燃料・加藤社長。
会社は、通称「カトネン」さん。
ツタエルとは、もう15年以上の付き合いかな。
矢嶋さんと加藤さん、
昨年のツタエルスペインツアーで一緒に旅した仲。
私はじめ多くの参加者が、スペインワインを毎晩堪能している中、
このお二人、見た目と裏腹に下戸。
アルコールに呑まれず、ビジネスについての情報交換をシラフでしっかりしていた模様。
カトネンさん、
空き家のご近所聞き込みから所有者を見つけて、売ってもらう交渉、交渉を成立させる方法が独特。
「そりゃ、売ってくれるわなー」と思う流れ。
しかもその価格。
土地だけで500万円くらいの価値がある物件を100万円で売ってもらえる交渉方法。
これまた「そりゃ、売ってくれるわなー」。
みごとです。
そこから仲介や買い取ってからの転売ではなく、買って所有し自らオーナーとして賃貸借。
なるほどー。
「そりゃ儲かるわなー」と感心。
カトネンさん所有の空き家からの賃貸物件を見学できるとのことで、矢嶋さんの見学訪問に便乗。
賃貸物件の見学前に、カトネンさんで月イチ定期開催の「宝の市」を初見学。
看板も常設し、毎月第1土曜日にフリーマーケットを定期開催。
もう3年続いているとのこと。
クライアントとして長い付き合いなので、この取り組みを始められたのは知っていましたが、「ボランティア意識が高くて偉いな~」と思いながらも、これまであまり関心を持っていませんでした。
この日、見せてもらうと、けっこうな賑わい。
朝10時オープンの30分前から人が集まりだし、オープン直後は狙いの商品の争奪合戦。16時までお客様が絶えることなくご来場。
出品商品は、建築資材の残材、リフォームや不動産の仕事でお客様から処分を頼まれた物、地域のお客様からの寄贈品etc.だそうです。
お代は、購入者が自分で「1円以上」のプライスをつけて支払うのだそうです。
この日は4万円を超える売上。
そして、その売上のすべてをカトネンさんのある古河市内のこども食堂8ヶ所運営の支援に回すとのこと。
立派です。
この取り組みをやるきっかけになったのが、コロナ禍中にこのYouTube動画を加藤さんが観て感銘を受けたことから。
ペイフォワード。
日本語では「恩送り」。
世の中、立派な人がいるもんです。
(残念ながら、発起人のHUGさん、この動画撮影の後に亡くなってしまったそうです)
最初にスタートする人、凄いです。
観て、自分にできることで具体的に動き出す加藤さんも凄いと思います。
ビジネスのこと、「儲かる・儲からない」には機敏に反応している自分…。
・・・いろいろ考えさせられました。
午後からは、当初の目的の空き家からの賃貸物件の見学。
すでに数多く所有されている中から、今入居者が入っていない物件を2つ見学させてもらいました。
築50年前後の物件の水回り4点を新しいものに交換。
特に、お風呂はユニットバスに交換必須。
和室は洋間に改装。
これらを100万~150万円の費用をかけて改装。
近隣のアパートの家賃とほぼ同じ金額の家賃で募集。
すると、すぐに借り手はつくとのこと。
利回り10%以上出るビジネス。
で、数年後に売り出すと、これまたすぐに買い手がつくとのこと。
買う人は「サラリーマン大家さん」。
「この家賃でこの内容の建物、借りる人にとって魅力あるよね~、
昭和のノスタルジックがこれまたいいね~」と、
見学便乗組・スペイン仲間のLIVESの富永社長(福島県郡山市)。
このビジネススキームをその後じっくり聞かせてもらいました。
火災保険も絡めて、こりゃ魅力的!と思えるビジネススキームでした。
これからの時代、
単に「いい家建ててます!」「いいリフォームやってます!」だけでは、どんどんレッドオーシャンになっていくはず。
【燃料(ガス)×困りごとの御用聞き ×リフォーム ×地域貢献 ×不動産 ×空き家 ×自ら賃貸 ×火災保険】
と、掛け算でできることを増やし、お客様お一人の困りごとをすべて引き受けられて相手にとって唯一無二の存在に。
プロパンガスの業界の商売も難しくなっていく中で、とてもいい立ち位置を見つけられ、その体制を整えていかれていることはこの数年垣間見てきました。
5月の「第14回 ツタエル総会」、その翌日の「第3回 ハチドリリアルサロン」の両方で、加藤社長に登壇してもらいます!
新築、リフォームの住宅業界の皆さんには、これから先のやり方のおもしろく可能性のある方法を聞いていただける機会になります!(断言!)
この日の途中、
決して「宝の市」には出品されない、加藤さんのお宝を見学させてもらいました。
原建築店・原社長も矢嶋さんに誘われ、長野県喬木村から4時間の道のりを来てもニコニコ(^^♪