「空き家買取り⇒貸し家事業」、可能性あり!

カトネンさん(加藤燃料・茨城県古河市)で、空き家を買取り貸家にする事業の勉強会を開催。

開催日前日からおじゃましてきました。

開催前日。

カトネン社長の加藤さんがつい最近買い取った空き家を見学。

平成4年新築の建物。
中も見せてもらいましたが、しっかりしていて、リビングは斜天井、キッチンはL型のシステムキッチンで対面型。なかなか洒落ています。
この建物がなんと130万円。

この後リフォームして、貸家にする計画。
近隣のアパート家賃とほぼ変わらない金額で貸出し。借りる人にとってはとってもオトクな話。

相続した後、住む予定なく、売るに売れず、持て余していた建物オーナーにとっても助かる話。
新たに購入した新オーナー(加藤さん)にとっても、利回り12~15%見込めて、登場人物の誰もが助かり、喜べるスキームです。

一緒に見学の玉川さん、さっそくキッチンの給排水の点検

この事業の可能性を熱く語らいながらの佐野ラーメン。
美味かったです。


翌日。

北は青森県、西は愛知県より、ハチドリメンバー工務店に絞って声掛け(+玉川さん声掛け、山口声掛け)した中で、アンテナ感度の高い⁉15名の方が、カトネンさんの勉強会に参加。(ツタエル主催)

まずは、毎月第一土曜に定期開催の「宝の市」(フリーマーケット)を見学。

カトネンさんの定期情報誌を見て、使わなくなったものを提供くださる方、お値打ち品を探して買いに来る方。

不用品集めがフリマをするうえで大変なのですが、買い取った空き家の残置物、リフォームで引き取りを依頼された物、そういった物の中でまだ使えそうなものが出品されています。
この工夫で、残置物を処分する費用も軽減され、フリマに買いに来る人にも喜ばれ・・・。

そして、その売上の全額を地元のこども食堂に寄付。

これまた関わる全ての人が嬉しい仕組み。

1時間ほど「宝の市」見学の後、勉強会。

カトネンさんのお取引の地元銀行さんからのレクチャー。
この事業に対する金融機関側の考え方と融資の基準を「ここまで明かしてくれる!?」というくらい話していただきました。

土曜のお休みで3連休初日、ノーギャラにもかかわらず、ありがとうございました。

お昼を挟んで加藤さんからカトネンさんの事業のスキームについて深く説明。

草刈りに始まり、そこから空き家の仕入れがなぜどのようにできるのか。
どんなリフォームしてどんな賃貸物件とするのか。
これらスキームが、「宝の市」、子ども食堂とも実はちゃんと繋がり、そして、誰もがみんな喜んでもらえる事業になっている仕組み、その手の内を余すことなく全部公開してもらいました。

厚切りジェイソンさんの言葉の紹介。

鶏を我慢して孵化させて、卵を産むまで育てる。
鶏が2羽になれば、卵も2倍に。
何年か卵を得たら、鶏を売って利益確定。

 

→「米百俵」の話に通ずる話。

百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる

最後に鶏を売るかどうかは別として、
「先行投資して事業を育てる」、この感覚はこの事業だけでなく経営するうえでとても大事ですよね。

参加の皆さんも熱心に話に聞き入っていました。

その後、クルマで移動しながら、カトネンさんの貸家物件、・・・空き家をリフォーム中、買い取ったばかりのもの、20棟以上の戸建て賃貸を所有する中の見学可能な一部の物件を見学。

建築会社さんがやりがちな「やり過ぎリフォーム」まで行かずにどこで留まるべきか。
建築会社さん、工務店さんにとってはコレが難しい。

「住むお客様のために」という想いで、工務店さんはどうしてもやり過ぎてしまう。by 加藤さん

やり過ぎると当然工事費が嵩み、貸し手の建物オーナーとしては家賃をそれなりの高額設定にする必要が。

誰でも彼でも全員が高級店に行きたいわけでなく、「そこまででなくてもいいから、もっと安いお店ないかしら」と思う人もいるわけで、そのようなニーズに応えられる戸建てを提供する(賃貸する)ことも正義だと、私も思います。

そのような需要があるのに、供給がない、・・・だからすぐに借り手が見つかる。
困りごと、需要があるけど、提供者が少ないところで商売、ビジネスは成立します。

それでも、このビジネススキームにはいろんな心配事あり。

その万が一のリスク、心配をカバーしてくれるのが保険。

そこで玉川スキーム。
さすがハチドリ・ジャパンの家元講師。

加藤さんと玉川さんの対談、目からうろこ。

不動産のプロでもある加藤さん曰く、
「不動産業者がこれまで誰も考えない逆張りの発想、
絶対に誰も手を出さない(=売り主からすると売りたくても売れない)物件を積極的に買うことにしました。売れない物件なので当然割安価格で買えます」

小よく大を制するためには、他の人、特に大手企業がやらないことにチャレンジしないとダメ。
チャンスがいっぱいある、おもしろい時代だと、またワクワクしてきました。

参加した皆さんもみんなワクワク…、したはず。

本腰入れて、やっていきたい事業がまた一つ増えました。

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