そうだ、葉っぱを探そう!

マスクが手に入らない、トイレットペーパーはない、
在宅勤務、学校の授業が急遽打ち切り、卒業式は中止になるは、世の中のイベントが大小問わずどんどん中止、やっても無観客・・・。

気持ちがどんより?
世の中全体がなんだか急速に暗くなってきたような。

この状況で一つ思い出す話があります。

この方のお話。

横石知二さん

株式会社いろどりの社長さん。

今から3年前の『第8回ツタエル総会』の基調講演でご登壇いただきました。

過去最高の166名が参加
(2017年1月・品川プリンスホテル)


ニューズウィーク日本版『世界を変える社会起業家100人』に選ばれた男の壮絶な生き様!
男は朝っぱらから大酒をあおり、女は陰で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町。
この町でよそ者扱いされた青年が、町民の大反発を買ったことから始まった感動の再生ストーリー。
今では70代、80代のおばあちゃんたちが、売上高2億6000万円のビジネスを支え、人口の2倍もの視察者が訪れる注目の町に変貌。
著者が二十数年かけて成し遂げた、命がけの蘇生術の全貌が明らかになる!

テレビ東京『カンブリア宮殿』で村上龍氏 絶賛!
横石知二さんは、現代の二宮尊徳だと思う。

重要なのは「町興し」「村興し」ではなく、その土地に生きる一人一人が目標と生きがいを持てるかどうかだと、見事に証明して見せた。

『葉っぱはおカネに化けん! 』より

「今度から葉っぱを売ろうと思うんですけど、どうですか?」
「葉っぱを売るってで? ハッハッハッ」
タヌキやキツネであるまいし、葉っぱがおカネに化けるんだったら、
そこいらじゅうに御殿が建つわ」

まともに取り合ってくれる人は、誰もいなかった。
それでも、これが成功すれば相当大きいと感じていた私は、
何としてでもやりたかった。
「やってみなんだら、分からんでないか」
怒りにも似たような、やる気が燃えたぎった。

→『そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生』
横石知二氏著(SBクリエイティブ)
amazonの内容の紹介から引用


20代の若かりし頃、農協の職員だった横石さん。
着任先の上勝町(徳島県)で凍害が起こり、主産業である「みかん」の畑が壊滅状態。
国が悪い、行政が悪い、農協が悪い、ウチの母ちゃんが悪い、誰が悪い、彼が悪い・・・。
他人の悪口を言ってるだけで、このままではこの町…、この町に住む人たちがダメになってしまう。何とかしなくては!
20代の青年が一人立ち上がり、料理に添える“つまもの”の葉っぱを売るビジネスを思いつき、当初大反発の町民を一人ひとり巻き込みビジネス立ち上げに成功、そこから町が蘇生。
今では高齢者がイキイキと過ごし、徳島県の山村にもかかわらずⅠターンの若者が集まるくらいの町に。

◇◇◇

今まさに凍害に直面した当時の上勝町のよう。
誰が悪い、彼が悪い・・・

コロナウィルスで肺炎になることも怖いですが、人の気持ちがどんどんダメになっていくことのほうがもっと怖いように思います。

学校を休みにしていなければ「なぜ休みにしない!」
休みにしたら休みにしたで「なぜ休みにする!」

何を決断しても、今の状況だとプラスもあれば必ずマイナス面も伴ってくるような状況。
すべてを解決するには製薬業界の皆さんの頑張り、おそらく不眠不休で頑張ってくれているんじゃないかと思いますが、特効薬が開発されるのを待つしかないですよね。

今は、人を非難することより、不要不急なものの買い溜めに走るより、
それぞれが「横石さん」になって、自分のために、家族のために、周囲のために、「葉っぱ」(今できること)を見つけて自分の責任で決断、行動することではないかと思います。

自分の責任でもなんでもない「凍害」の後遺症に自責で立ち向かった20代の若者。
「誰が悪い、彼が悪い」と他責の姿勢で苦境に対して特に何もしなかった町の大人たち。

さて、あなたにとっての「葉っぱ」は?

「ないものねだりをやめて、あるもの探し」

私は山口と一緒に探し始めています。おかげでワクワクしてきています。
悩み事が多い時にこそ、お役立ちのチャンスは増えるはず。
今この状況だからこそ新たにできることがあるかも?

とにかく気持ちは明るく、顔を上げて、目線を高くいきませんか?

→『そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生』
横石知二氏著(SBクリエイティブ)

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